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- のぼりの印刷方法について
お祭り用に、もしくは縁日やイベントにオリジナルのぼりを製作したいとお考えの場合、必ず必要となる旗デザイン。名入れやイラスト、写真等が、プリント印刷や染色にて描かれます。こちらでは、その際に使用される、インクの事やメリット、デメリットについて解説しております。
- 『色数が少なく 大量に作成する場合におすすめ!』
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シルクスクリーン印刷は、顔料捺染プリントとも呼ばれ、大量に激安価格で、お祭り用のぼり旗製作を行う際に使われ、シャープなラインと発色の良さが売りとなっております。
幟に印刷を行う際は、製版された版の上から圧力をかけ、擦る事でインクを生地表面に乗せてプリントして行きます。
元々、シルクで制作されたスクリーンを利用して印刷された事から、この様な名前で呼ばれており、アメリカ人画家、アンディ・ウォーホールが活用している事でも知られています。
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- ◆作成ロットが多くなれば、1枚当たりの単価を安く出来る。
- ◆インクの種類が豊富で、ご希望の色で表現が出来る。
- ◆濃いインクでのぼりにプリントを行うので、裏抜けし易い。
- ◆特注のぼり製作に使われる、どんな素材にも印刷可能。
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- ◆製版が必要な為、制作枚数が小ロットの場合は、若干割高。
- ◆フルカラー写真やグラデーション表現には、不向き
- ◆色数により価格が変わり、増えれば増えるほど、高くなる。
- ◆シルクスクリーン印刷は、摩擦に弱く洗濯に不向き。
- 『屋外使用&フルカラーで作成したい場合に最適!』
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インクジェットプリントとの名称が耳に馴染んでいる、ダイレクト昇華は、小ロットのお祭り用のぼり旗製作を行う際に向いております。
ダイレクト昇華は、現在、もっとも普及している印刷方法であり、超音波ノズルからインクを噴出しする事で、直接、幟生地に対し、とても細かなドットを打ち込む事で、プリントしていきます。
シルクスクリーン印刷の様に、製版の必要がなく、フルカラープリントを得意としております。なお、ご家庭用に販売されているインクジェットプリンターで使われるインクと同様の物が活用されております。
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- ◆製版の必要がない為、小ロットの場合でも格安制作が可能。
- ◆フルカラー表現の場合でも、購入価格に変化なし。
- ◆高解像度の写真などを元にしての、色鮮やかな表現が可能。
- ◆顔料インクを使う為、屋外使用する際も心配不要。
- ◆機械によって印刷を行うので、のぼり製作も短納期が可能。
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- ◆大ロット作成でも単価はあまり変わらず、安さに変化なし。
- ◆シルクと比べ、1色1色の鮮明さは、やや見劣りする。
- ◆プリント印刷が可能なのぼり素材は、化繊生地のみに限定。
- ◆製作されたのぼりに使われた、様々な色が近似する。
- 『生地両面に、デザインしたい場合におすすめ!』
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昇華転写はダイレクト昇華とは違い、プリントではなく、染める事で、お祭り用のぼり旗にデザインを表現致します。しかし、幟に染色を行う際、製版を必要としない為、小ロットから激安制作が行えます。
一度、インクジェットプリントで転写紙への印刷を行い、今度は高熱でインクを気化させ、それをのぼりに転写させていく方法となります。
気化したインクは、のぼりが作成されている生地繊維の中から染めていく為、名入れも、デザイン表現もプリントではなく、染色となっております。
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- ◆染色を行っておりますので、両面表面のぼりの製作が可能。
- ◆インクジェットよりも、更に細やかな表現が可能。
- ◆のぼり旗を、繊維の中から染色しているので、摩擦に強い。
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- ◆染色印刷の為、紫外線に弱く、屋外での連続使用に不向き。
- ◆製作日数が掛かる為、必然的に納期まで時間が必要。
- ◆印刷可能なのぼり素材が、化学繊維生地のみに限定される。
- ◆のぼり旗に配色されている各色が、近似してしまう。
- 『昔ながらの風合いを求める場合におすすめ!』
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本染めは、日本に古くから伝わる伝統的な染色方法で、のぼりにとてもよく似合い、情感あふれる味わいを与えます。
お祭りや縁日、神社の境内や参道などを装飾する、オリジナルのぼり旗を制作する際に使用される染色方法であり、製版から始まり、糊置き、刷毛染め、乾燥、水洗い、乾燥、仕立て、縫製と言う具合に、大変多くの工程を経て、完成に至る繊細かつ、本格的な製法となります。
それだけに、歴史の重みを感じさせる幟が作成出来ます。
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- ◆のぼりを繊維の中から染色している為、裏にも色が抜ける。
- ◆染色されているので、摩擦に強く、洗濯も可能。
- ◆古き良き日本の伝統技術で染め上げた、こだわりの素材感。
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- ◆製版が必要となる為、小ロットでのご注文の場合は、割高。
- ◆色落ちしてしまう為、雨天時は屋外での使用に不向き。
- ◆特注オーダー綿のぼり製作の際にのみ、行われる染色方法。
- ◆制作日数に時間が掛かり、納期までに若干時間が必要。